大学生活をどう思う?

 大学デビュー? リア充? 充実したサークル活動?

 今日、書くのはそんなものではない。

 今日は、自堕落でだらしない男女大学生のオバカコメディ

 「惰性67パーセント」について語っていきたい。

 

 まず、この漫画で私が魅力に感じたことは自堕落な大学生を描いていることだ。

 この漫画は、美大に通う主人公「吉澤みなみ」が友人とともに酒を飲んだり、ご飯を食べたり、下品なネタで盛り上がったりするという内容のものだ。つまり、この漫画は美大生が主人公なのに、主人公が真面目に絵を描くシーンが少ないのだ。

 これで、この漫画の主人公、吉澤がいかに自堕落なダメ大学生であることが分かるだろう。

 

 しかし、私がこの漫画で一番惹かれた部分は絵である。

 それでは、絵のどこに惹かれたのか。

 私は、この漫画に登場する女性キャラクターの生活感を感じられる絵が好きなのである。

 

 どこが好きなのか? 

 黒目を基調に白い光が入った目、つまりキラキラしすぎていない。

 無駄な肉やしわが入っている絵のタッチ、といった具合にだ。

 つまり、妙に生々しいのだ。

 

 この生々しさこそがこの漫画に宿る魅力だと私は思う。

 生々しさによって、キャラクターには生活感が生まれ、生活感がキャラクターの自堕落さのリアリティの根拠となる。

 

 以上が、私の感想である。

 興味を持ったのならこの漫画を「惰性」なり「真剣」なり、読んでみてはいかがだろうか?